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2003年 · 労働衛生(有害業務)

第一種衛生管理者試験 過去問 2003年 第30問(労働衛生(有害業務))

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

問題

労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. (1) 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのバラツキの程度は、平均値及び最頻値によって表される。
  2. (2) 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
  3. (3) 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の出現割合を有所見率といい、一定期間に有所見とされた者の割合を発生率としている。
  4. (4) ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められても、それらの間に因果関係がないこともある。
  5. (5) 健康診断における各検査において、スクリーニングレベルを高く設定すると偽陽性率は低くなるが、偽陰性率は高くなる。

正答

正答は (1) です。

解説

誤っているのは①です。「指標が正規分布の場合、平均値から標準偏差の3倍の範囲内に95%のデータが含まれる」という記述が誤りです。正規分布では平均値±1標準偏差内に約68%、±2標準偏差内に約95%のデータが含まれます。±3標準偏差では約99.7%です。健康管理統計における有所見率(③正)、相関関係と因果関係の違い(④正)、スクリーニングレベルの考え方(⑤正)はいずれも正しい内容です。

正解の理由

統計に関して誤っているのは①です。

(1) 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのバラツキの程度は、平均値及び最頻値によって表される。

他の選択肢

  • (2) 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。

    選択肢(2)「集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。」は、労働衛生の出題趣旨・問題文の条件に照らすと正答(1)ではありません。記述内容と法令・制度の要件の対応を確認してください。

  • (3) 健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の出現割合を有所見率といい、一定期間に有所見とされた者の割合を発生率としている。

    (3)「健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の出現割合を有所見率といい、一定期間に有所見とされた者の割合を発生率としている。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのバラツキの程度は、平均値及び最頻値によって表される。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (4) ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められても、それらの間に因果関係がないこともある。

    (4)「ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められても、それらの間に因果関係がないこともある。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのバラツキの程度は、平均値及び最頻値によって表される。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (5) 健康診断における各検査において、スクリーニングレベルを高く設定すると偽陽性率は低くなるが、偽陰性率は高くなる。

    (5)「健康診断における各検査において、スクリーニングレベルを高く設定すると偽陽性率は低くなるが、偽陰性率は高くなる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのバラツキの程度は、平均値及び最頻値によって表される。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

学習のヒント

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