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第一種衛生管理者試験 過去問 2002年 第21問(労働衛生(有害業務))
金属による中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題
金属による中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 鉛中毒では、貧血、伸筋麻痺ひ、腹部の疝痛などの症状がみられる。
- (2) カドミウム中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害や手指の震えなどの症状がみられる。
- (3) マンガン中毒では、指の骨の溶解、皮膚の硬化などの症状がみられる。
- (4) クロム中毒では、低分子蛋白尿、歯への黄色の色素沈着、視野狭窄などの症状がみられる。
- (5) 金属水銀中毒では、骨軟化症、鼻中隔穿孔などの症状がみられる。
正答
正答は (1) です。
解説
①の鉛中毒です。鉛中毒では貧血・伸筋麻痺(垂下指)・腹部の疝痛(鉛疝痛)が特徴的症状です。ベリリウムは肺疾患(②誤)、マンガンはパーキンソン症状(③誤)、クロムは鼻中隔穿孔・肺がん(④誤)はいずれも誤りです。
正解の理由
金属中毒に関して正しいのは正答①の鉛中毒です。
(1) 鉛中毒では、貧血、伸筋麻痺ひ、腹部の疝痛などの症状がみられる。
他の選択肢
(2) カドミウム中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害や手指の震えなどの症状がみられる。
ベリリウムは肺疾患(②誤)。この記述は誤りです。 対象の記述は「カドミウム中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害や手指の震えなどの症状がみられる。」。
(3) マンガン中毒では、指の骨の溶解、皮膚の硬化などの症状がみられる。
この肢は「マンガン中毒では、指の骨の溶解、皮膚の硬化などの症状がみられる。」と述べていますが、労働衛生(有害業務)の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「鉛中毒では、貧血、伸筋麻痺ひ、腹部の疝痛などの症状がみられる。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「マンガン中毒では、指の骨の溶解、皮膚の硬化などの症状がみられる。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(4) クロム中毒では、低分子蛋白尿、歯への黄色の色素沈着、視野狭窄などの症状がみられる。
クロムは鼻中隔穿孔・肺がん(④誤)。この記述は誤りです。 対象の記述は「クロム中毒では、低分子蛋白尿、歯への黄色の色素沈着、視野狭窄などの症状がみられる。」。
(5) 金属水銀中毒では、骨軟化症、鼻中隔穿孔などの症状がみられる。
選択肢(5)「金属水銀中毒では、骨軟化症、鼻中隔穿孔などの症状がみられる。」は、労働衛生の出題趣旨・問題文の条件に照らすと正答(1)ではありません。記述内容と法令・制度の要件の対応を確認してください。
学習のヒント
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