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1998年 · 労働衛生(有害業務)

第一種衛生管理者試験 過去問 1998年 第25問(労働衛生(有害業務))

粉じんによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

問題

粉じんによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. (1) じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病で、けい肺、石綿肺などがある。
  2. (2) じん肺がある程度進行すると、粉じんへのばく露を中止しても肺の線維化が進行する。
  3. (3) けい肺は、鉄、アルミニウムなどの金属粉じんを吸入することによって発症するじん肺である。
  4. (4) 石綿肺では、胸膜の肥厚(プラーク)、胸膜の石灰化などがみられる。
  5. (5) 木材の粉じんを吸入することによって、ぜんそくを起こすことがある。

正答

正答は (3) です。

解説

誤っているのは③の「遊離けい酸は石灰化を起こす」という記述です。遊離けい酸(SiO2)が肺に沈着すると珪肺(けいはい)という線維増殖性の変化を起こします。石灰化ではなく線維化が正しい病変です。じん肺は肺の線維増殖(①正)、進行すると粉じんばく露が続いても進行する(②正)、アルミニウムや炭素も粉じんを起こす(④正)はいずれも正しい内容です。

正解の理由

③の「遊離けい酸は石灰化を起こす」という記述です 粉じんによる健康障害で誤っているのは③の「遊離けい酸は石灰化を起こす」という記述です。

(3) けい肺は、鉄、アルミニウムなどの金属粉じんを吸入することによって発症するじん肺である。

他の選択肢

  • (1) じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病で、けい肺、石綿肺などがある。

    (1)「じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病で、けい肺、石綿肺などがある。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「けい肺は、鉄、アルミニウムなどの金属粉じんを吸入することによって発症するじん肺である。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (2) じん肺がある程度進行すると、粉じんへのばく露を中止しても肺の線維化が進行する。

    (2)「じん肺がある程度進行すると、粉じんへのばく露を中止しても肺の線維化が進行する。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「けい肺は、鉄、アルミニウムなどの金属粉じんを吸入することによって発症するじん肺である。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (4) 石綿肺では、胸膜の肥厚(プラーク)、胸膜の石灰化などがみられる。

    (4)「石綿肺では、胸膜の肥厚(プラーク)、胸膜の石灰化などがみられる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「けい肺は、鉄、アルミニウムなどの金属粉じんを吸入することによって発症するじん肺である。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (5) 木材の粉じんを吸入することによって、ぜんそくを起こすことがある。

    選択肢(5)「木材の粉じんを吸入することによって、ぜんそくを起こすことがある。」は、労働衛生の出題趣旨・問題文の条件に照らすと正答(3)ではありません。記述内容と法令・制度の要件の対応を確認してください。

学習のヒント

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