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第一種衛生管理者試験 過去問 1997年 第21問(労働衛生(有害業務))
有機溶剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題
有機溶剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 有機溶剤の多くは、揮発性が高く、その蒸気は空気より軽い。
- (2) 有機溶剤は、全て脂溶性を有するが、脳などの神経系には入りにくい。
- (3) メタノールによる障害として顕著なものには、網膜の微細動脈瘤を伴う脳血管障害がある。
- (4) テトラクロロエチレンのばく露の生物学的モニタリングの指標としての尿中代謝物には、トリクロロ酢酸がある。
- (5) 二硫化炭素による中毒では、メトヘモグロビン形成によるチアノーゼがみられる。
正答
正答は (4) です。
解説
正しいのは④の「二硫化炭素は精神障害や意識障害を起こすことがある」という記述です。二硫化炭素は強い神経毒性を持ち、慢性暴露で精神神経障害が生じます。有機溶剤蒸気は空気より重い(①誤)、脂溶性が高く脳に入りやすい(②誤)、メタノールは視神経障害(③誤)、DMFは肝機能障害(⑤誤)はいずれも誤りです。
正解の理由
④の「二硫化炭素は精神障害や意識障害を起こすことがある」という記述です 有機溶剤に関して正しいのは④の「二硫化炭素は精神障害や意識障害を起こすことがある」という記述です。
(4) テトラクロロエチレンのばく露の生物学的モニタリングの指標としての尿中代謝物には、トリクロロ酢酸がある。
他の選択肢
(1) 有機溶剤の多くは、揮発性が高く、その蒸気は空気より軽い。
この肢は「有機溶剤の多くは、揮発性が高く、その蒸気は空気より軽い。」と述べていますが、労働衛生(有害業務)の基準では正しい記述ではありません。
正答(4)「テトラクロロエチレンのばく露の生物学的モニタリングの指標としての尿中代謝物には、トリクロロ酢酸がある。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「有機溶剤の多くは、揮発性が高く、その蒸気は空気より軽い。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(2) 有機溶剤は、全て脂溶性を有するが、脳などの神経系には入りにくい。
この肢は「有機溶剤は、全て脂溶性を有するが、脳などの神経系には入りにくい。」と述べていますが、労働衛生(有害業務)の基準では正しい記述ではありません。
正答(4)「テトラクロロエチレンのばく露の生物学的モニタリングの指標としての尿中代謝物には、トリクロロ酢酸がある。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「有機溶剤は、全て脂溶性を有するが、脳などの神経系には入りにくい。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(3) メタノールによる障害として顕著なものには、網膜の微細動脈瘤を伴う脳血管障害がある。
メタノールは視神経障害(③誤)。この記述は誤りです。 対象の記述は「メタノールによる障害として顕著なものには、網膜の微細動脈瘤を伴う脳血管障害がある。」。
(5) 二硫化炭素による中毒では、メトヘモグロビン形成によるチアノーゼがみられる。
この肢は「二硫化炭素による中毒では、メトヘモグロビン形成によるチアノーゼがみられる。」と述べていますが、労働衛生(有害業務)の基準では正しい記述ではありません。
正答(4)「テトラクロロエチレンのばく露の生物学的モニタリングの指標としての尿中代謝物には、トリクロロ酢酸がある。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「二硫化炭素による中毒では、メトヘモグロビン形成によるチアノーゼがみられる。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。
学習のヒント
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