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1992年 · 労働衛生(有害業務)

第一種衛生管理者試験 過去問 1992年 第21問(労働衛生(有害業務))

粉じんによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

問題

粉じんによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. (1) じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病である。
  2. (2) じん肺の自覚症状は、初期にはあまりみられないが、進行すると咳せき、痰たん、呼吸困難などがみられる。
  3. (3) じん肺の合併症には、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがある。
  4. (4) 石綿粉じんは、肺がん、胸膜中皮腫などの重篤な疾病を起こすおそれがある。
  5. (5) 米杉、ラワンなどの木材粉じんは、ぜんそくを起こすことがある。

正答

正答は (3) です。

解説

誤っているのは③の「遊離けい酸は石灰化を起こす」という記述です。遊離けい酸(SiO2)が肺に沈着すると珪肺(けいはい)という線維増殖性の変化を起こします。石灰化ではなく線維化が正しい病変です。じん肺は肺の線維増殖(①正)、進行すると粉じんばく露が続いても進行する(②正)、アルミニウムや炭素も粉じんを起こす(④正)はいずれも正しい内容です。

正解の理由

③の「遊離けい酸は石灰化を起こす」という記述です 粉じんによる健康障害で誤っているのは③の「遊離けい酸は石灰化を起こす」という記述です。

(3) じん肺の合併症には、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがある。

他の選択肢

  • (1) じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病である。

    (1)「じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病である。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「じん肺の合併症には、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがある。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (2) じん肺の自覚症状は、初期にはあまりみられないが、進行すると咳せき、痰たん、呼吸困難などがみられる。

    (2)「じん肺の自覚症状は、初期にはあまりみられないが、進行すると咳せき、痰たん、呼吸困難などがみられる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「じん肺の合併症には、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがある。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (4) 石綿粉じんは、肺がん、胸膜中皮腫などの重篤な疾病を起こすおそれがある。

    (4)「石綿粉じんは、肺がん、胸膜中皮腫などの重篤な疾病を起こすおそれがある。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「じん肺の合併症には、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがある。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (5) 米杉、ラワンなどの木材粉じんは、ぜんそくを起こすことがある。

    選択肢(5)「米杉、ラワンなどの木材粉じんは、ぜんそくを起こすことがある。」は、労働衛生の出題趣旨・問題文の条件に照らすと正答(3)ではありません。記述内容と法令・制度の要件の対応を確認してください。

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