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第一種衛生管理者試験 過去問 1991年 第22問(労働衛生(有害業務))
粉じんによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
問題
粉じんによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
- (1) じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病である。
- (2) じん肺は、ある程度進行すると、粉じんへのばく露を中止しても肺に生じた病変は治らず、更に進行することがある。
- (3) 鉱物性粉じんに含まれる遊離けい酸は、石灰化を伴う胸膜の肥厚である胸膜中皮腫を生じさせるという特徴がある。
- (4) アルミニウムを含む粉じんや炭素を含む粉じんも、じん肺を起こすことがある。
- (5) じん肺は、続発性気管支炎や肺結核を合併することがある。
正答
正答は (3) です。
解説
誤っているのは③の「遊離けい酸は石灰化を起こす」という記述です。遊離けい酸(SiO2)が肺に沈着すると珪肺(けいはい)という線維増殖性の変化を起こします。石灰化ではなく線維化が正しい病変です。じん肺は肺の線維増殖(①正)、進行すると粉じんばく露が続いても進行する(②正)、アルミニウムや炭素も粉じんを起こす(④正)はいずれも正しい内容です。
正解の理由
③の「遊離けい酸は石灰化を起こす」という記述です 粉じんによる健康障害で誤っているのは③の「遊離けい酸は石灰化を起こす」という記述です。
(3) 鉱物性粉じんに含まれる遊離けい酸は、石灰化を伴う胸膜の肥厚である胸膜中皮腫を生じさせるという特徴がある。
他の選択肢
(1) じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病である。
(1)「じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病である。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「鉱物性粉じんに含まれる遊離けい酸は、石灰化を伴う胸膜の肥厚である胸膜中皮腫を生じさせるという特徴がある。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(2) じん肺は、ある程度進行すると、粉じんへのばく露を中止しても肺に生じた病変は治らず、更に進行することがある。
(2)「じん肺は、ある程度進行すると、粉じんへのばく露を中止しても肺に生じた病変は治らず、更に進行することがある。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「鉱物性粉じんに含まれる遊離けい酸は、石灰化を伴う胸膜の肥厚である胸膜中皮腫を生じさせるという特徴がある。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(4) アルミニウムを含む粉じんや炭素を含む粉じんも、じん肺を起こすことがある。
(4)「アルミニウムを含む粉じんや炭素を含む粉じんも、じん肺を起こすことがある。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「鉱物性粉じんに含まれる遊離けい酸は、石灰化を伴う胸膜の肥厚である胸膜中皮腫を生じさせるという特徴がある。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(5) じん肺は、続発性気管支炎や肺結核を合併することがある。
選択肢(5)「じん肺は、続発性気管支炎や肺結核を合併することがある。」は、労働衛生の出題趣旨・問題文の条件に照らすと正答(3)ではありません。記述内容と法令・制度の要件の対応を確認してください。
学習のヒント
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