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第一種衛生管理者試験 過去問 1990年 第23問(労働衛生(有害業務))
作業環境における有害要因による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
問題
作業環境における有害要因による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
- (1) 窒素ガスで置換したタンク内の空気など、ほとんど無酸素状態の空気を吸入すると徐々に窒息の状態になり、この状態が5分程度継続すると呼吸停止する。
- (2) 減圧症は、潜函作業者、潜水作業者などに発症するもので、高圧下作業からの急な減圧に伴い、血液中や組織中に溶け込んでいた窒素の気泡化が関与して発生し、皮膚のかゆみ、関節痛、神経の麻痺などの症状がみられる。
- (3) 金属熱は、金属の溶融作業などで亜鉛、銅などの金属の酸化物のヒュームを吸入することにより発生し、悪寒、発熱、関節痛などの症状がみられる。
- (4) 低体温症は、低温下の作業で、全身が冷やされ体内温度が35°C程度以下に低下した状態をいい、意識消失、筋の硬直などの症状がみられる。
- (5) 振動障害は、チェーンソーなどの振動工具によって生じる障害で、手のしびれなどの末梢神経障害やレイノー現象などの末梢循環障害がみられる。
正答
正答は (1) です。
解説
誤っているのは①の「酸素欠乏状態(窒素置換タンク)でも酸素不足を感知できる」という記述です。
正解の理由
①の「酸素欠乏状態(窒素置換タンク)でも酸素不足を感知できる」という記述です 有害要因による健康障害で誤っているのは①の「酸素欠乏状態(窒素置換タンク)でも酸素不足を感知できる」という記述です。
(1) 窒素ガスで置換したタンク内の空気など、ほとんど無酸素状態の空気を吸入すると徐々に窒息の状態になり、この状態が5分程度継続すると呼吸停止する。
他の選択肢
(2) 減圧症は、潜函作業者、潜水作業者などに発症するもので、高圧下作業からの急な減圧に伴い、血液中や組織中に溶け込んでいた窒素の気泡化が関与して発生し、皮膚のかゆみ、関節痛、神経の麻痺などの症状がみられる。
(2)「減圧症は、潜函作業者、潜水作業者などに発症するもので、高圧下作業からの急な減圧に伴い、血液中や組織中に溶け込んでいた窒素の気泡化が関与して発生し、皮膚のかゆみ、…」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「窒素ガスで置換したタンク内の空気など、ほとんど無酸素状態の空気を吸入すると徐々に窒息の状態になり、この状態が5分程度継続すると呼吸停止する。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(3) 金属熱は、金属の溶融作業などで亜鉛、銅などの金属の酸化物のヒュームを吸入することにより発生し、悪寒、発熱、関節痛などの症状がみられる。
(3)「金属熱は、金属の溶融作業などで亜鉛、銅などの金属の酸化物のヒュームを吸入することにより発生し、悪寒、発熱、関節痛などの症状がみられる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「窒素ガスで置換したタンク内の空気など、ほとんど無酸素状態の空気を吸入すると徐々に窒息の状態になり、この状態が5分程度継続すると呼吸停止する。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(4) 低体温症は、低温下の作業で、全身が冷やされ体内温度が35°C程度以下に低下した状態をいい、意識消失、筋の硬直などの症状がみられる。
(4)「低体温症は、低温下の作業で、全身が冷やされ体内温度が35°C程度以下に低下した状態をいい、意識消失、筋の硬直などの症状がみられる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「窒素ガスで置換したタンク内の空気など、ほとんど無酸素状態の空気を吸入すると徐々に窒息の状態になり、この状態が5分程度継続すると呼吸停止する。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(5) 振動障害は、チェーンソーなどの振動工具によって生じる障害で、手のしびれなどの末梢神経障害やレイノー現象などの末梢循環障害がみられる。
選択肢(5)「振動障害は、チェーンソーなどの振動工具によって生じる障害で、手のしびれなどの末梢神経障害やレイノー現象などの末梢循環障害がみられる。」は、労働衛生の出題趣旨・問題文の条件に照らすと正答(1)ではありません。記述内容と法令・制度の要件の対応を確認してください。
学習のヒント
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