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第一種衛生管理者試験 過去問 1990年 第21問(労働衛生(有害業務))
電離放射線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
問題
電離放射線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
- (1) 電離放射線の被ばくによる生体への影響には、身体的影響と遺伝的影響がある。
- (2) 電離放射線の被ばくによる身体的影響のうち、白内障は晩発障害に分類される。
- (3) 電離放射線の被ばくによる発がんと遺伝的影響は、確定的影響に分類され、その発生には、しきい値があり、しきい値を超えると発生率及び症状の程度は線量に依存する。
- (4) 電離放射線に被ばく後、数週間程度までに現れる造血器系障害は、急性障害に分類される。
- (5) 造血器、消化管粘膜など細胞分裂の頻度の高い細胞が多い組織・臓器は、一般に、電離放射線の影響を受けやすい。
正答
正答は (3) です。
解説
誤っているのは③の「発がんと遺伝的影響は確定的影響」という記述です。正しくは「確率的影響」であり、閾値がなく線量が増えるほど発生確率が高まります。確定的影響は閾値があり、閾値を超えると重篤度が増す影響です(白内障・骨髄抑制など)。身体的影響と遺伝的影響の区分(①正)、白内障は確定的影響(②正)、造血器障害(④正)はいずれも正しい内容です。
正解の理由
③の「発がんと遺伝的影響は確定的影響」という記述です 電離放射線に関して誤っているのは③の「発がんと遺伝的影響は確定的影響」という記述です。
(3) 電離放射線の被ばくによる発がんと遺伝的影響は、確定的影響に分類され、その発生には、しきい値があり、しきい値を超えると発生率及び症状の程度は線量に依存する。
他の選択肢
(1) 電離放射線の被ばくによる生体への影響には、身体的影響と遺伝的影響がある。
(1)「電離放射線の被ばくによる生体への影響には、身体的影響と遺伝的影響がある。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「電離放射線の被ばくによる発がんと遺伝的影響は、確定的影響に分類され、その発生には、しきい値があり、しきい値を超えると発生率及び症状の程度は線量に依存する。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(2) 電離放射線の被ばくによる身体的影響のうち、白内障は晩発障害に分類される。
(2)「電離放射線の被ばくによる身体的影響のうち、白内障は晩発障害に分類される。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「電離放射線の被ばくによる発がんと遺伝的影響は、確定的影響に分類され、その発生には、しきい値があり、しきい値を超えると発生率及び症状の程度は線量に依存する。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(4) 電離放射線に被ばく後、数週間程度までに現れる造血器系障害は、急性障害に分類される。
(4)「電離放射線に被ばく後、数週間程度までに現れる造血器系障害は、急性障害に分類される。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「電離放射線の被ばくによる発がんと遺伝的影響は、確定的影響に分類され、その発生には、しきい値があり、しきい値を超えると発生率及び症状の程度は線量に依存する。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。
(5) 造血器、消化管粘膜など細胞分裂の頻度の高い細胞が多い組織・臓器は、一般に、電離放射線の影響を受けやすい。
選択肢(5)「造血器、消化管粘膜など細胞分裂の頻度の高い細胞が多い組織・臓器は、一般に、電離放射線の影響を受けやすい。」は、労働衛生の出題趣旨・問題文の条件に照らすと正答(3)ではありません。記述内容と法令・制度の要件の対応を確認してください。
学習のヒント
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