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1996年 · 労働衛生(有害業務)

第一種衛生管理者試験 過去問 1996年 第25問(労働衛生(有害業務))

金属などによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

問題

金属などによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. (1) 金属水銀中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害、手指の震えなどの症状がみられる。
  2. (2) 鉛中毒では、貧血、末梢神経障害、腹部の疝痛などの症状がみられる。
  3. (3) マンガン中毒では、指の骨の溶解、肝臓の血管肉腫などがみられる。
  4. (4) カドミウム中毒では、上気道炎、肺炎、腎機能障害などがみられる。
  5. (5) 砒素中毒では、角化症、黒皮症などの皮膚障害、鼻中隔穿孔などの症状がみられる。

正答

正答は (3) です。

解説

誤っているのは③のマンガンに関する記述です。指の骨の溶解・肝臓の血管肉腫はマンガンではなく塩化ビニルの健康障害です。マンガン中毒はパーキンソン症状(振戦・筋強直)が特徴です。金属水銀は精神障害・手指振戦(①正)、鉛は貧血・末梢神経障害・疝痛(②正)、カドミウムは上気道炎・肺炎・腎障害(④正)はいずれも正しい内容です。

正解の理由

金属等による健康障害で誤っているのは③のマンガンに関する記述です。

(3) マンガン中毒では、指の骨の溶解、肝臓の血管肉腫などがみられる。

他の選択肢

  • (1) 金属水銀中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害、手指の震えなどの症状がみられる。

    (1)「金属水銀中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害、手指の震えなどの症状がみられる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「マンガン中毒では、指の骨の溶解、肝臓の血管肉腫などがみられる。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (2) 鉛中毒では、貧血、末梢神経障害、腹部の疝痛などの症状がみられる。

    (2)「鉛中毒では、貧血、末梢神経障害、腹部の疝痛などの症状がみられる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「マンガン中毒では、指の骨の溶解、肝臓の血管肉腫などがみられる。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (4) カドミウム中毒では、上気道炎、肺炎、腎機能障害などがみられる。

    (4)「カドミウム中毒では、上気道炎、肺炎、腎機能障害などがみられる。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(3)「マンガン中毒では、指の骨の溶解、肝臓の血管肉腫などがみられる。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (5) 砒素中毒では、角化症、黒皮症などの皮膚障害、鼻中隔穿孔などの症状がみられる。

    選択肢(5)「砒素中毒では、角化症、黒皮症などの皮膚障害、鼻中隔穿孔などの症状がみられる。」は、労働衛生の出題趣旨・問題文の条件に照らすと正答(3)ではありません。記述内容と法令・制度の要件の対応を確認してください。

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