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1993年 · 労働生理

第一種衛生管理者試験 過去問 1993年 第40問(労働生理)

筋肉に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

問題

筋肉に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 横紋筋は、骨に付着して身体の運動の原動力となる筋肉で意志によって動かすことができるが、平滑筋は、心筋などの内臓に存在する筋肉で意志によって動かすことができない。
  2. (2) 筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい。
  3. (3) 荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている。
  4. (4) 強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないが、その数が増えることによって筋肉が太くなり筋力が増強する。
  5. (5) 筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積1cm2当たりの平均値でみると、性差がほとんどない。

正答

正答は (5) です。

解説

正しいのは⑤の「筋肉は収縮しようとする瞬間に最も大きい力を出す」です。筋肉は収縮の開始時(等尺性収縮の状態)に最大の張力を発揮します。横紋筋は骨格筋と心筋(①誤・平滑筋も横紋筋に含めてしまっている)、速い収縮では効率が低下(②誤)、持ち上げる動作では筋肉は短縮(③誤)、運動を続けると筋線維は増大(④誤)はいずれも誤りです。

正解の理由

⑤の「筋肉は収縮しようとする瞬間に最も大きい力を出す」です 筋肉に関して正しいのは⑤の「筋肉は収縮しようとする瞬間に最も大きい力を出す」です。

(5) 筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積1cm2当たりの平均値でみると、性差がほとんどない。

他の選択肢

  • (1) 横紋筋は、骨に付着して身体の運動の原動力となる筋肉で意志によって動かすことができるが、平滑筋は、心筋などの内臓に存在する筋肉で意志によって動かすことができない。

    (1)「横紋筋は、骨に付着して身体の運動の原動力となる筋肉で意志によって動かすことができるが、平滑筋は、心筋などの内臓に存在する筋肉で意志によって動かすことができない。」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(5)「筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積1cm2当たりの平均値でみると、性差がほとんどない。」です。問題文の条件と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

  • (2) 筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい。

    この肢は「筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい。」と述べていますが、労働生理の基準では正しい記述ではありません。

    正答(5)「筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積1cm2当たりの平均値でみると、性差がほとんどない。」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい。」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (3) 荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている。

    持ち上げる動作では筋肉は短縮(③誤)。この記述は誤りです。 対象の記述は「荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じてい…」。

  • (4) 強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないが、その数が増えることによって筋肉が太くなり筋力が増強する。

    運動を続けると筋線維は増大(④誤)。この記述は誤りです。 対象の記述は「強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないが、その数が増えることによって…」。

学習のヒント

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