局所排気装置は有害物の発生源の近くで汚染空気を捕集する設備です。全面換気より優先される理由と装置の構成が頻出です。
局所排気装置が優先される理由
全面換気(希釈換気)は部屋全体の空気を入れ替えますが、有害物が広がってから希釈するため、高濃度ばく露が避けられません。局所排気は発生源の近くで直接捕集するため、より少ない換気量で高い効果が得られます。
装置の構成(流れの順番)
制気口(フード)→ ダクト → 空気清浄装置(除じん等)→ 排風機 → 排出口
この順番は試験で問われる頻出事項です。排風機はダクトの最後、空気清浄装置の後に配置します。
フード(制気口)の種類
| 形式 | 特徴 | 捕集効率 |
|---|---|---|
| 囲い型 | 発生源を囲む | 最も高い |
| 外付け型(上方・側方・下方) | 発生源に近づけて設置 | 中程度 |
| レシーバー型 | 有害物の流れを利用 | 条件により高い |
制御風速
制御風速とは、フード開口面で有害物を確実に捕集するために必要な最低限の気流速度です。フードの形式や有害物の種類により異なります。
試験で狙われる頻出ポイント
- 「局所排気は全面換気より効率が悪い」→ 誤り(局所排気の方が少ない換気量で高い効果)
- 「排風機は空気清浄装置の前に配置する」→ 誤り(空気清浄装置の後に配置)
- 「囲い型フードは開口部が大きいほど捕集効率が上がる」→ 誤り(開口部を小さくする方が効率が高い)
- 「制御風速は高ければ高いほどよい」→ 誤り(必要以上に高いと乱気流が生じ逆効果になることがある)