令和1年・4月・労働生理 第38問
問題
血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
- (1) 赤血球は、骨髄で産生され、寿命は約120日であり、血球の中で最も多い。
- (2) 血液中に占める赤血球の容積の割合をヘマトクリットといい、貧血になるとその値は低くなる。
- (3) 好中球は、白血球の約60%を占め、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。
- (4) リンパ球は、白血球の約30%を占め、Tリンパ球やBリンパ球などの種類があり、免疫反応に関与している。
- (5) ABO式血液型は、白血球による血液型分類の一つで、A型血液の血清は抗A抗体をもつ。
正答
正答は (5) です。
解説
血液に関して誤っているのは⑤の「ABO式血液型は白血球による血液型分類」という記述です。ABO式血液型は「赤血球」の表面にある抗原(A抗原・B抗原)によって分類されます。白血球ではなく赤血球による分類です。赤血球の産生と寿命(①正)、ヘマトクリット(②正)、好中球の貪食作用(③正)、リンパ球の種類(④正)はいずれも正しい内容です。