平成29年・4月・労働衛生 第11問
問題
次の化学物質のうち、常温・常圧(25°C、1気圧)の空気中で蒸気として存在するものはどれか。ただし、蒸気とは、常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。
選択肢
- (1) 塩素
- (2) ジクロロベンジジン
- (3) アンモニア
- (4) クロム酸
- (5) アセトン
正答
正答は (5) です。
解説
蒸気とは、常温常圧で液体または固体の物質が蒸気圧に応じて揮発・昇華して気体になったものを指します。正答⑤のアセトンは常温常圧で液体であり、揮発して空気中に蒸気として存在します。塩素とアンモニアは常温常圧でもともとガス状の物質であり蒸気ではありません。ジクロロベンジジンとクロム酸は固体で昇華量が極めて少ないため、蒸気として実質的には存在しないと判断されます。ガスと蒸気の定義の違いを正確に理解することが重要です。